ガレージの床材について
注文住宅を建てる際に建物内にガレージを作っておくと、車を停められるだけでなく、車の乗り入れや荷物の出し入れが楽、趣味の場所として活用できるなどのメリットがあります。
ガレージを作るときは、広さや換気などに目が行きがちですが、床材のことも忘れてはなりません。
ガレージの床で考えておきたいことは、耐油性、耐水性、耐摩耗性があることです。
ガレージ内で車をいじる場合、油がこぼれて床を汚す可能性があります。油が浸み込んでしまうと落とすのは難しいです。汚れが目立って気になるだけでなく、油の臭いも気になってしまいます。水も浸み込むと汚れになります。
ガレージは頻繁に車の出し入れをするので、耐摩耗性がない床材を使用してしまうと床がボロボロになる可能性があります。床に凹凸ができると人がつまづいてしまったり、車の出し入れを不便に感じたりします。
こういったことを防ぐために、耐油性、耐水性、耐摩耗性を備えている床材を選ぶことが重要です。
耐油性、耐水性、耐摩耗性を持たせるためには、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの塗料を使用するとよいでしょう。コンクリートの上に直接塗料を塗り、その上から色付きのトップコートを塗るとおしゃれになります。
コンクリートの上にシートを敷いて床を保護する方法もあります。シートなら汚れたときに剥がして、新しいものに交換することが可能です。クッション性のあるシートを敷けば、ものを落としてしまったときでも傷つきにくくなり、防音効果もあります。
シートを敷く際にたるみがあると危険なので、ピンと張るように気をつけましょう。
耐油性、耐水性、耐摩耗性は期待できませんが、フローリングを敷く方法もあります。リビングのそばにガレージがあるなら、フローリングの床を使用することでリビングとの一体感が生まれます。ショールームのようにもなります。