注文住宅を建てる際に悩むことの一つが駐車場のことではないでしょうか。注文住宅に設ける駐車場としては、周りに囲いがない青空駐車場、柱と屋根のみの構造のカポート、住宅とは別に作られた壁や屋根で囲われているカポートなどがあります。インナーガレージやビルトインガレージとは、建物内に設けられてたガレージのことです。車との生活を楽しみたいという方におすすめです。

ここでは、インナーガレージ・ビルトインガレージのメリットとデメリットを紹介します。

●メリット

・車を守る

単純に駐車場に車を停めたり、柱と屋根だけで囲われたカポートに車を停めたりしていると、大雨や強風の際に車が傷つく心配があります。弱い雨や風であっても車に汚れが付着をします。

壁と天井、シャッターで囲われているビルトインガレージなら、雨風によるダメージから車を守ることができます。

・乗り入れや荷物の出し入れが楽

わずかな距離であっても、雨の日には車から玄関までの間で雨に濡れてしまいます。また、重たい荷物を運ぶのもわずかな距離であっても苦労をします。

ビルトインガレージなら建物内に車を停めておけるため、乗り入れの際に雨に濡れることがありません。荷物の出し入れも楽です。

・趣味を楽しめる

ビルトインガレージは趣味の場としても楽しめます。車好きにとっては近くでいつも車を眺められることにワクワクを感じることでしょう。

●デメリット

・騒音、換気に注意

ビルトインガレージでは建物内で車のエンジンをかけるため、排気ガスと音が気になります。排気ガスが充満すると体にとってよくないので換気を考えておく必要があります。また、音についてはエンジン音だけでなく、シャッターの開け閉めの音が気になることもあります。

・間取り工夫

ビルトインガレージを設置すると1階の大部分がガレージとして使われてしまうため、間取りに工夫が必要です。玄関や階段など1階に設置するものの場所に制限を受けてしまいます。