ビルトインガレージやインナーガレージとは、建物内に設けられたガレージのことをいいます。ビルトインガレージやインナーガレージのある建物のことをガレージハウスといいます。

ビルトインガレージは、車への乗り入れが楽、荷物の出し入れが楽、雨風から車を守れる、趣味を楽しめるなどのメリットがあります。

ビルトインガレージは建物内にあり、1階部分を使用するため、住宅を建ててから作るとなると工事が必要です。もしもビルトインガレージの設置を考えているなら、注文住宅の設計の段階から間取りを考えておきましょう。

ビルトインガレージを設置する際、ぜひ取り付けておきたいものがあります。

単純に外の駐車場に車を停める場合、日中なら太陽光で十分に視界を確保できますが、壁や天井で囲われているビルトインガレージはシャッターを閉めてしまうと真っ暗になります。車の乗り入れの際など危険なので、照明を設置しておきましょう。センサータイプの照明だと、車が入ってきたとき、人が入ってきたときに自動で照明が点灯して便利です。作業スペースとして活用するなら、作業灯も設置するとよいでしょう。

作業をするなら作業工具の収納場所も確保しておきましょう。雑然と作業道具を置くのではなく、収納スペースを設けておくとガレージ内がすっきりと片付き、また必要なものを探し出しやすくなります。

シャッターは電動式と手動式があります。利便性が高いのは電動式です。手動式だと車の出し入れの際に、毎回シャッター開閉のために車を降りる必要があります。

住宅内でエンジンをかけて排気ガスが気になるので換気も考えておきましょう。窓を設置しておけば、排気ガスを外に出して新鮮な空気を取り入れることができます。また、窓は明り取りにもなります。

コンセントはあると便利です。車を停めるだけであってもコンセントを設置しておくとよいでしょう。

水道があると作業をしたり、ガレージ内の掃除をしたりする際に便利です。

注文住宅を建てる際には、こういったものを取り入れてみてはどうでしょうか。