注文住宅のガレージの換気について

注文住宅を建てるときに悩むことが、車をどこに駐車するかです。囲いなどせずに単純に車を停めておく、住宅とは別にガレージを作る、建物内にガレージを作るなどの選択肢があります。

ガレージを作る場合は、住居とは別であっても、建物内に作っても、換気をすることを忘れてはなりません。ガレージ内でエンジンをかけるため、換気をしないと排気ガスが充満してしまいます。

換気をする方法としては、窓を開ける、換気扇を回すといったものがあります。

窓をガレージに設置するときには、開ける窓は1か所よりも2か所、開ける窓は二方向、対角線で通風するとさらに効果的という3つがポイントになります。

1か所だけ窓を開けてもガレージ内全体に風が行きわたりません。2か所の窓を開けると、1か所から風が入り、もう一か所から風がでていき、ガレージ内を風が通りぬけます。このときに対角線になるように窓を開けるとさらに風通しがよくなります。二方向の窓を開けると一方だけのときよりも10倍換気がよくなるといわれています。

また、高い場所と低い場所に窓があることでも換気がよくなります。

このことを考慮して窓を設置してみましょう。

窓があるとそこから不審者に侵入される心配がありますが、窓に格子を取り付ければ防犯性が高まります。センサーライトも取り付けておくとよいでしょう。

換気扇を使うと強制的に空気の入れ換えをすることができます。しかし、換気扇を回していても窓を開けることをおすすめします。窓を開けて換気扇を回した方が、空気の循環がよくなります。換気扇があるから窓はつけなくていいというのではなく、ガレージを作る際は窓も換気扇も取り付けておくとよいでしょう。

住宅とは別にガレージを作った場合は、後からでも窓や換気扇を取り付けやすいですが、建物内にガレージを作った場合は工事が難しかったり、音が気になったりすることがあります。そのため、注文住宅を設計する段階からガレージの換気のことを考えておきましょう。