注文住宅でのガレージのクオリティ
注文住宅での家づくりでは、決めることが多く、家の外観や内観、素材、設備、こうしたことが重点的に決められていくものです。外構部分は最後で良いという感じで、ほとんど直前まで決められないこともあります。最悪工事が終わってからあとですればよい、そんな風に考え後回しにしがちですが、家全体を見たときに、家の周囲がきちんと整えられているのは重要であり、やはり手を抜かないようにしたいものです。その点でガレージはどうでしょうか。
一戸建てであれば、ガレージは絶対に設置したいと思うことでしょう。注意したいのは、狭過ぎないようにすることです。というのは、ガレージには自転車を置くようになるかもしれませんし、車を使うときは毎回そこに入れるわけですから、駐車しにくい、ぶつけそうになる、そんな感じでの車庫入れを毎回しなければならないのは大きなストレスになります。ドアの開け閉めを含め、ある程度のスペースが必要です。仮に車を1台しか停める予定がないとしても、将来は2台持つようになることもあるかもしれません。そうしたことを考えても、広く駐車スペースを取ることは良いことでしょう。
駐車スペースを広く確保すると、花壇がなくなってしまうなどの問題をも生じやすいので、そのあたりは家族で話し合うべきです。またガレージの仕上げは、砂利など砕石を敷くだけで安く済ませる方法もありますが、見た目は悪くないものの、石の白が薄くなっていくことや車の出入りで石が道路に飛び出しやすいこと、そして石の下には土があるために、段差や凹凸が起きやすいなど、数年過ぎるとあまり良い感じにはなりません。予算の問題もあると思いますが、コンクリートできれいに仕上げることができればそれが一番理想であり、ついでにカーポート設置工事も一緒にできると申し分のないガレージになるでしょう。
車通勤をする家庭では、ガレージのクオリティは重要です。注文住宅の家づくりでは、使いやすく安心できるガレージづくりをしていきたいものです。